圧力鍋は使い方を守れば便利なキッチンツール

なべのアイコン圧力鍋は各家庭でもっている率は高いが使われていないキッチン道具ナンバーワンだそうです。

圧力鍋って重いし使いづらい。シュシュッという音が怖い、爆発しそうで危険なイメージがする、など思われているようです。

実際圧力鍋を使ってみると短時間で美味しい料理ができて便利。使い方を守れば危なくありません。

圧力鍋の色々な使い方を研究していきたいと思います。レシピについては圧力鍋レシピ集をご利用ください。(運営サイトです)

分量について守らなくてはいけないこと

圧力鍋は使用上の注意を守らないと危険なことがあります。
安全に調理できる分量は鍋の高さの2/3までです。
圧力鍋の高さの2/3まで 豆料理は鍋の高さの1/4まで

安全に調理できる分量は鍋の高さの2/3までです。

ただし、豆類や練り物などの水分を含むとかさが増えるもの(ひじき、切干大根など)は1/4まで調理できます。

また粥なども量が多いと噴出してしまうので、1/2ぐらいが限界のようです。
パスタや乾麺のうどんも圧力鍋で茹でれますが、これもあまり量が多いと吹きこぼれてしまうので1/2ぐらいが限度のようです。

圧力鍋使い方、火加減

加圧の始まりは錘式ならおもりが回ってシュシュシュと音を立てておもりが回り始めるとき、ティファールでは蒸気口から蒸気が上がった時、フィスラーなどのスプリング式は目印のピンが上がった時になります。この時から加圧時間を計り始めます

火加減は加圧するまでは強火、圧力がかかったら弱火にします。蒸し物の場合は圧力がかかってから中火で調理します。

強火 弱火 中火
◇加圧するまでは鍋から火がはみ出さないくらいの強火で ◇加圧したら弱火にする(加圧が保てるくらい、ホタル火で基本はOKです) ◇蒸し料理は加圧したら中火で調理します

調理後の圧力の下げ方

調理後の圧力の下げ方には、自然放置、おもりを傾けて蒸気を抜く、セレクターを回す、急令などがありあります。

自然放置

自然放置とは調理後ピンが下がるまでそのままにして圧力を抜く方法です。

おもりを傾けて圧力を下げる方法

おもり式の圧力なべの場合、調理後数分蒸らしてからおもりを傾けて抜きます。

セレクターを回す

ティファールの場合はセレクターを蒸気の印まで回して蒸気を抜きます。このとき勢いよくセレクターを回すと蒸気が噴出してしまう恐れがあるのでゆっくり様子をみて回しましょう。


また圧力がかなり残っているようでしたら急令の処置をしたほうが安全です。私は最初勢いよくセレクターを回して換気扇ま蒸気が噴出してしまいました!

急令で圧力を下げる

急いで圧力を下げる時に急令を使います。圧力なべを流しに持っていき蓋の部分に直接水を1分くらいかけて冷します。そのときに本体に水が入らないように注意します。


シンクや洗い桶に水を張り鍋をつける方法もありますがステンレス製のものは鍋を傷める恐れがあります。野菜料理など色鮮やかに仕上げたい時、また途中で材料を入れ忘れたりして中の様子をみたい時にも急令を用います。

蒸し料理の注意点

圧力鍋は蒸し料理も出来て便利です。蒸し料理を行なうとき水分量が少ないと空焚きになってしまうので注意が必要です。


圧力鍋では空焚きは危険なので禁止事項となってます。
水分は10分間中火で熱して約200cc蒸発します。あらかじめ300ccの水分をなべに入れてから蒸し料理を行ないます。

蒸し物の火加減は加圧するまでは強火、加圧してからは中火で行ないます。

高圧と低圧の切り替えがあるタイプでは蒸し野菜は低圧を選択すると野菜の歯ごたえが残って美味しく仕上がります。また、枝豆も圧力鍋で蒸すと美味しく出来ます。

豆料理の注意点

豆料理を圧力鍋で調理する時に気をつけなければならないところが
二点あります。

豆類はなべの高さの1/4まで 落し蓋をのせる 中かごをのせる
豆類はなべの高さの1/4まで。 付属の目皿をひっくり返してのせたり、中かごをのせる。または落し蓋をのせる。
まず、分量ですが、豆類は水分を含むとかさが増えるので圧力鍋の高さの1/4までで最大とします。

次に注意することは豆のはじけた皮がふたの蒸気口や安全弁をふさいでしまう恐れがあります。そこで付属の目皿を逆さに入れたり、中かごを入れたりします。付属品のないものは落し蓋でも大丈夫です。
ちょっと面倒ですが、安全第一です。

圧力鍋の仕組み

なべのアイコン高地など気圧の低い所では水は100度よりも低い温度で沸騰します。気圧の原理を利用して気圧を高めて2気圧120度で圧力鍋は水を沸騰させます。(圧力鍋メーカによって違いがあります)

活力鍋など圧力の高い鍋では2.45気圧で128度になります。そのため圧力鍋を使うことにより普通のなべの1/3~1/4の時間で調理が可能になります。圧力鍋は光熱費と時間を大幅にカットできます。

気になるのは圧力鍋で調理された食品の栄養価ですが、短時間で仕上がるのでビタミンなどは普通のなべよりも多く残るそうです。



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